突然に会社を辞め、自宅で一人、販促プランナーとして仕事を始めた牛来(ごらい)が、「わたしは何のために独立しただろう」と自問自答を繰り返し、行きついたのは「目の前の”あったらいいな”をカタチにする」ことでした。
自身がSOHOとなって直面した「悩み」や「困った」を解決すれば、目の前の仲間たちもきっと喜ぶに違いない。そんな思いで”あったらいいな”を一つひとつカタチにしてきました。
仕事をしていると落ち込むこともあります。SOHOならではの悩みもたくさんあります。
みんなが気軽に集まれて、「ここに来れば元気になれる」場が”あったらいいな”と、SOHOのための交流会(旧 広島SOHO'クラブ)を立ち上げました。
(バックナンバー:〜2007年11月/2007年12月〜2016年2月)
「たった一人でも必要とする人が居る限り続ける」と、何百人もの聴衆を前に啖呵をきったこともありますが(笑)、10年余、ボランティアで続けられているのは、SOHOの仲間たちの協力のおかげ。延べ参加数は5500人を超えました。
自宅で仕事を始めたものの、やっぱり自分のオフィスが欲しい。でも大金がかかる・・・。
ならば、数人でシェアする共同オフィスが”あったらいいな”と思いつきました。
企画書にしてあちこちにあたりましたが、結局は「自分でやるっきゃない!」と覚悟を決めました。
仲間たちの協力で中古の机や椅子を集め、パーティションを手作りし、たった20万円で始めたのが、現SO@Rビジネスポートの前身である、広島SOHO’オフィスです。
実は、広島SOHO'クラブを立ち上げた時から、拠点は必要と確信していました。いくらインターネットで繋がっていても、リアルに会える場は必要。
しかし当時の牛来(ごらい)には、手作り感覚の小さな共同オフィスを創ることが精一杯。いつかは実現させたいという思いで、「夢のSOHOオフィス」を仲間たちの前で発表しました。
この時は、全く現実味が無くまだまだ夢物語だったオフィスですが、きっと叶うと信じて、諦めずにずっと伝え続けたことが、実現に繋がりました。
ある日、仲間から、相談を受けました。
「思いつくところは全て行き尽くした。どこか売り込むアテを知らないか?」
個々で営業(PR)するには確かに限界がある。では、束になってPRするしくみが”あったらいいな”と考え、SOHOを企業に繋ぐコーディネート事業を立ち上げました。うちで請け負って子請けや孫請けにするのではなく、直接繋ぐという新しいしくみです。
この方法により、間が入ることによる無駄なコストが節減されるなどメリットは双方にあります。Webサイトとして、「SOHOプロダクション広島」をスタートさせました。
そして現在は700事業者と提携しており、Webサイト「THEプロフェッショナル広島」では100人を超えるプロを紹介しています。
プロをアピールするイベント「ひろしまSOHO博」を開催。 SOHOクリエイターたちが手掛けた仕事実績を、展示やステージで発表し、プロのSOHOたちの力を社会にアピール。 3年目には、全国のSOHOリーダーたちが、「広島のSOHOはプロ」と語ってくれました。
仲間たちと共に願う、@共同オフィス Aモノづくり B人育て を備えるビジネス拠点「SO@Rビジネスポート」。開設の夢に向け、実現に繋がりそうな事業に次々とチャレンジ。地元の有名企業を訪ね、出資をお願いするプレゼンを繰り返した日々。
2006 |
経済産業省委託事業「ポール・イマージュ広島」に
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コンソーシアムメンバーとして参加 |
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SO@Rビジネスポートの必要性を訴求 |
2008 |
「地方の元気再生事業」を受託 |
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マリーナホップにて社会実験を実施し、SO@Rの具体的なイメージをプレゼン |
〜09 |
弟子入り型のプロ育成・モノづくりプロジェクトを推進 |
成功報酬型による新しい契約方法で、地場企業とコラボレーションし、SOHOクリエイターとチームを組んで開発した「黒もみじ」。
県内産の竹炭パウダーを生地に入れてインパクトを出し、健康志向のもみじ饅頭としてヒットさせました。
竹炭入りのもみじ饅頭
「黒もみじ」(やまだ屋×SO@R)
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